その歴史とモデル

ロードキング
今もバイク乗りの中で定番であり、かなりの人気を誇っているバイク、それがハーレーダビットソンです。今回は、ハーレーダビットソン情報としては欠かせない、その最初期の歴史とモデルの変遷についてお話します。
その歴史の始まりは100年以上前。西暦1901年まで遡ります。自動車工場で働いていたそのとき14歳のウィリアム・S・ハーレーは、親友であったアーサー・ダビットソンとともに、エンジン付きの自転車を作ろうと思い立ちました。そして2年後に第1号車が完成します。これが最初のハーレーダビットソンということになります。その後の勢いはまさに凄まじいという言葉がぴったりと当てはまります。

5年後には生産台数を150台まで伸ばすと、さらに4年後の1911年には5,000台以上にまで達するに至ります。そして1920年代後半に入ると、より一般向けのバイクとしてSVエンジンを搭載した車種を発表します。それがDモデルです。その後順調に業績を伸ばしたハーレーダビットソンは、1948年になると、冷却効果が上がるアルミ製のシリンダーヘッドなどを採用した車種を販売し始めます。

ちなみに、この年に生産されたパンヘッドは現在もマニアの間でかなりプレミアのついている有名なものとなっています。その後については、AMFに合併吸収されたりもありましたが、やがて独立し、現在もバイク業界の中では一定の位置を保ち続けています。