ダイナファミリーは、ハーレーダビッドソンの中で唯一FXDWGを除いてミッドコントロールとなっており、小柄な体格でも扱いやすくなっています。
ダイナ系の元祖FXスーパーグライドは、ツーリングのFLとスポーツスターのXLを合体させビッグツインの軽快モデルをというコンセプトで造られました。
ダイナモデル専用のリアサスペンションとトランスミッションによりスポーティーな走りを実現しエンジンはフレームにラバーマウントされているためバランサーはありません。
走り出せば、軽快な6速ミッションのタッチや、操作感と制動性能に優れたブレーキに、巨体のくせに従順と思えるはずです。
ハーレーをベースにしたチョッパーなどのカスタムが隆盛になる中で、ハーレーもツアラーモデルだけではなくスポーツスターのフロント回りをFLモデルに移植したFX1200スーパーグライドを誕生させ、そこからショベルヘッド、エボリューションエンジンのFXRシリーズを経て、現在へと至っています。
現在では、ハーレーらしい伝統のスタイルのように思われているダイナファミリーですが、過去にはメーカーが製作したカスタムモデルという位置づけでした。
FXDWG:ワイドグライド。ダイナで唯一フォワードコントロールを採用している。
FXDF:ファットボブ
FXDB:ストリートボブ
FXDL:ローライダー
FXD:スーパーグライド
FXDC:スーパーグライドカスタム
FXDX:スーパーグライドスポーツ